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「ああ野麦峠」夏は4時起き [Kimono]

着物の多くは絹からできています。
絹と言えば「ああ野麦峠」って映画があったなあと「ああ野麦峠」山本茂美著を読んでいます。
昭和54年に映画化され、わたしも見ました。

野麦峠って岐阜県と長野県の県境の峠なんですね。
明治から昭和の初め頃にかけて、全国的に養蚕が盛んになり、岐阜では野麦峠を徒歩で越えて、長野県の岡谷、松本、上田、佐久の工場へ娘達が、製糸工場にでかせぎにいったようです。

映画では、雪の峠を越えるシーンや、お湯にあかぎれの指先を入れて繭から糸を取り出すシーン、つらさに耐えるシーン等が記憶に残っています。

この本では、女工哀史だけではなく、そこに至った日本の経済状況等も丁寧に説明されています。

明治以降外国人を高額な報酬で雇って、いろんな技術をとりいれることができたのも、外国の戦艦を輸入することができたのも、生糸、絹織物などの繊維を輸出することによって、お金を得ていたからだそうです。

日本の輸出総額の3分の一から半分ぐらいまで、生糸、絹織物関係が占めていたぐらい、輸出の花形だったんですね。

http://www.customs.go.jp/toukei/suii/html/data/y2.pdf
財務省貿易統計より
これをみると現在(2007年から2010年)の日本の輸出額は、
自動車、自動車部品などの輸送用機器、
半導体などの電気機器、
原動機などの一般機械、
鉄鋼、
化学繊維、
その他化学光学機器、
などが主なんですね。
TPPに参加するの反対ですが、貿易年表をみるとどうしたものか考えさせられます。

「ああ野麦峠」では、巻末に資料が付属しています。
そこに平野村某製糸場の就業時間がしるされているのですが、これがすごい。

月によって違うのですが、
六月後半
警醒 4:05
就業 4:30
朝食 6:00
就業 6:15
昼食 10:30
就業 10:45
小憩 3:30
就業 3:40
終業予報 7:10
終業 7:30
就業時間総計 14時間20分

なんと4時起きです。ご飯の時間は15分しかない。

12月後半
警醒 6:05
就業 ー
朝食 6:20
就業 6:35
昼食 11:00
就業 11:15
小憩 4:30
就業 4:50
終業予報 8:40
終業 9:00
就業時間総計 13時間50分

夏は日が昇るのが早いから、4時過ぎには明るくなるのでしょうが、それにしても早い。
そして長時間労働。

下は11歳、12歳ぐらいから来たようで、いまでいうと、小学校の5、6年生。
そんなこが一生懸命働いていたのかと思うと、なんともいえません。
家にいても現金収入はなくて、製糸工場でわずかなお金をもらってくるのを、親に渡すためにがんばって働いたよう。

工場寄宿舎の献立ものっています。
ごはんは書いてないけど、デフォルトであるでしょうね。
朝は漬け物、みそ汁、
昼は芋の蔓、かんぴょう、目刺し、筍、八頭の小芋、
夜は、塩鮭、サバ、石凪(?)、豆腐などなど、
夜12時のメニューがのっている工場があったりします。

こんなこと何にも知らずに、わたしを含め、子ども達は大きくなっているんですよね。
「あんたらはいい時代に大きくなって」と母によくいわれますが、そうなんでしょうね。
こんな苦労はなにもしらない。
幸せな時代をずっと送っているんですね。

昭和の初め頃に生まれた人は、毎朝の牛のための草刈り、井戸の水汲み、手洗いでの洗濯、車もなくて歩き、暖房はいろり?など相当に大変だったそうですから。
それでも家にいられるのは幸せなほうだったのですね。

京都きものパスポート [Kimono]

京都きものパスポート」なるものを入手しました。
着物姿でパスポートに書いてあるところにいくと、いろんな特典を受けられるそうです。
http://www.kimono-passport.jp/
2011.10.1〜2012.9.30まで
もうすでに終わっているイベントもありますが、いろんなところでイベントがあるようです。

http://www.waso-shinko.jp/
京都文化博物館
11月5日6日のイベントでは、着物で参加すると抽選で着物や帯がもらえたりするそうです。

イベントが目白押しで、どれにいこうか迷うほど。
すごくすばらしい着物や帯をみたいなあ。

イベントに参加したいけど、帯ばかり少し買っただけで、着ていく着物がないわー。
持っている着物はフォーマルなかんじだから、これだとがんばりすぎてしまうかもしれないし。

参加者の皆さんがどういう着物を着ていらっしゃるのか拝見してからのほうがいいかもしれないですね。

帯屋さんのブログを見ていても、フォーマル着物、フォーマル帯よりも、おしゃれ着物のほうが売れてるらしいですし。

「婦人画報」の編集さんたちのあとがきで新人さんが「日本の文化を知らなかったことを思い知らされる」というようなことを書いてあったことがありますが、ほんとにこの本を読むと、日本の伝統や文化のすばらしさに気付いてなかったことを思い知らされます。

京都なんてほんとに文化の宝庫ですよね。
いろいろみてみたいし、いろんな体験してみたいです。

手描友禅染の会社が、教室を開いておられるそう。
http://takahashi.typepad.jp/diary/2011/09/秋の季節に京都文化博物館きもの咲く.html
こういうのみると、やってみたくなります。
参加者のみなさん絵がうまい。



西陣織とコンピュータの歴史の関係 [Kimono]

西陣織のことをいろいろ勉強しています。
西陣織は、wikipediaによると、応仁の乱のあとからはじまったようですが、
明治5年にはフランスのリヨンに職人の井上伊兵衛と佐倉常七を派遣してジャカード織機を導入、3年後には荒木小平が国産のジャカードを誕生させた。その結果、空引機(高機)では出来なかった幾多の織物を産み出し量産を可能にした。現在も西陣は日本の織物の最高峰を占めているそうです。(wikipediaより引用)

ジャカード織機の導入により、織る速さが速くなったようです。

では、当時フランスではジャカード機を使ってどんな布地を織っていたのでしょうね?
これも調べねば。

ジャカード織機ってどんなものなのでしょう。
これまたwikipediaを引用すると、
**********
ジャカード織機(ジャカードしょっき)は1801年、フランスの発明家ジョゼフ・マリー・ジャカール(ジャカード, Joseph Marie Jacquard)によって発明された初めての自動織機である。パンチカードを利用しており、パンチカードの1列の穴が横糸および経糸1本に対応する。この方式はそれ以前の発明(Basile Bouchon:1725、Jean Falcon:1728、Jacques Vaucanson:1740)に基づいている。
穴の有無に従って上下する金属針とシャフトを連動させてシャフトを個別に上下させ、穴によって指示された経糸だけを引き上げて横糸を通し、カードのパターン通りの模様を織る。それまで複雑な模様の布を織ることは非常に手間がかかったが、模様に対応したパンチカードによって織機の糸の上げ下ろしを制御することで、格段に簡単になった。初めは人力を用いたが、19世紀半ばに蒸気機関を用いた力織機に応用された。
ジャカード織機はパンチカードを用いて制御を行った初めての機械である。この方式は、カードを入れ替えることで布の模様、すなわち織機の操作パターンを簡単に変えられることから、その後計算機や集計器(タビュレーティングマシン)に応用されることになり、コンピュータの歴史の上でも重要な発明である。まず19世紀半ばにチャールズ・バベッジが解析機関のプログラミングへの利用を試みた。これは実用化されなかったが、後にパンチカードによるコンピュータへの入力が実用化され、この入力方式は20世紀後半まで広く用いられた。
最近は紋紙(パンチカード)の代わりにコンピュータデータを用いた電子ジャカードが普及している。日本では、メカ式ジャカードの紋紙読み取り部のみを電子化したダイレクトジャカードが多く使用されている。
**********ここまで引用

コンピュータの初期の頃にパンチカードが用いられていたことは知っていましたが、
ジャカード織機の方が元だったのですね。
これはびっくりしました。
全然関係のないところを調べていって、思いがけないところに結びつくとうれしくなります。

パンチカードのことは、以前コンピュータ関係の仕事をしていたときに、生命保険のセールスの女性に
「以前わたしもコンピュータ関係の会社にいたのよ。そのときはパンチカードを使っていたけどね」
という話をきいていたからなのです。

wikipediaの「計算機の歴史」の「パンチカード機械」の項参照。

wikipediaを見ていると、おもしろいですね。
IBMはパンチカードマシンのメーカーで、コンピュータに乗り出してきたとか。
IBMって International Business Machines Corporation なのですね。知らなかった。
おもしろ小ネタ
「第二次世界大戦期間中、IBMはブローニング自動小銃BARとM1カービン銃を製造した。」
銃にIBMって書いてあったんでしょうか。おもしろいです。

西陣織は紋紙というパンチカードを使っている歴史があるようですが、
今ではこれを使わずに直接コンピュータから経糸の操作を行ったりしているところもあるようです。
細かい模様になると、紋紙がものすごく大量に必要になったりしたそう。

フロッピーディスクに紋紙のデータをいれているところもあるようす。
ソニーではフロッピーディスクが製造中止になり、2011年3月末をもって終了なのですね。
フロッピーディスクドライブの生産もうちきりなのですね。

機械を新しくするのは、お金がかかって大変です。

「夏のおしゃれ」池田重子流きものコーディネート [Kimono]

「夏のおしゃれ」池田重子流きものコーディネートを読みました。
写真下中央です。

はっきりとした個性のある着物や帯がたくさんのっていました。
半衿も模様のあるのを好まれているようですね。
帯留めも必ずつけているコーデばかりでした。

着る人を引き立てる着物というよりは、着物自体に主張があり、主役になる着物が多いなと思いました。
着物遊びというのかな、着物の柄で遊び、帯で遊び、半衿で遊び、帯留めで遊ぶ、そんな感じがしました。
帯や着物を作った人たちの意をくむという気持ちにあふれています。

大正から昭和初期の着物がおおいそうですが、その時代は今よりも模様も色使いも大胆ですね。
いったいどんな時代だったんでしょうか。

帯留めの細かい細工は、はまると危険な感じがします。

着物リサイクルのお店で、おもしろい柄にあうと「おもしろいな、欲しいな」と思うのですが、
着るときがあるだろうかとおもうと躊躇しちゃいます。

戦争柄、大名行列、祇園祭、オランダ船、変わった柄がおもしろそうで惹かれるけど、着るのが難しそう。
コレクターズアイテムなんでしょうか。


「西陣 美を織る暮らし」神山洋一著 [Kimono]

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西陣 美を織る暮らし」神山洋一著を読みました。
写真左上です。
著者は西陣の帯の製作元(織屋)で生まれ育ち、現在はカメラマン
若いときは西陣織に興味はなかったが、27歳頃から西陣の写真をとりはじめました。
昭和50年から平成4年までの17年間に撮影した写真を使用しています。

西陣織りで暮らす人たちの風景がよくわかります。
帯のデザインから、糸の染め、織る前の糸巻き、経糸をあやつるための紋紙というパンチカードの作成、経糸のセット、機織り、機織り道具の作成調整、織ったあとの仕上げなどさまざまな専門工程の様子がよくわかります。
絹織物は乾燥に弱いらしく、土間を腰の深さに彫り込んで、そこに織り機を据え、機織りがなされている織り屋があったり、(底冷えしそう)、おっちゃんが暑さのあまり、上半身はだか、下半身ステテコで作業されていたり、人間味があっておもしろいです。
そんなおっちゃんは何人も写っていました。
夏の京都は暑いらしいですからね。
絹のためにはクーラーなんて使ってられないだろうし、昭和50年ごろならまだクーラーも一般的ではなかったし。
表紙のかなり年配で、口元にもしわがいっぱい入ったおばあちゃんの爪には、細かい切れ目がたくさん入っていて、つづれ織りの現役だそうです。
生涯現役ってやっぱりいいなって思います。
死ぬまで仕事していられるって幸せだと思う。

このおばあちゃんの爪がのこぎりのようにギザギザで不思議だなと思ってましたら、
爪をこういう風にして作ったものを爪掻本つづれ織(つめがきほんつづれおり)というそうです。
綴と称されるものには機械織りの綴も多くあり、爪掻きの綴は爪綴(つめつづれ)、本綴(ほんつづれ)と呼ばれ区別されているそう。
詳しくはコチラ
http://tsuzureori.com/tsumegaki.htm

今の西陣は、ビル等がたち、機織りの音が聞こえてくるところも減ってきたそうです。
一度行って機織りしてみたいです。

帯のデザイン画 [Kimono]

着物ってほんとに芸術品ですね。

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これは帯のデザイン画です。
http://japan.ichiroya.com
こちらで購入しました。

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とても美しいです。
色の調和、細かさ、配置、どれもすばらしいです。
こんなにすばらしいのに、誰が描いたのかわからないのが残念。
額に入れて飾ろうかな。

型紙建物.jpg

型紙琵琶.jpg

売り切れてましたが、どちらもすばらしい。
こちらの着物リサイクルのお店にたくさん型紙がはいってきています。
ということは、そこの帯製作所が製作をやめちゃったってことなのかなと推測。
こんな芸術品が、帯のデザイン画というだけで、他の絵画に比べて破格の安値で放出されています。
京都美術館とかがまとめて収集するべきと思いつつ、わたしでも手に入る価格なのでこんなすばらしい作品を買える訳なのですが。
まとめて美術展をやったらすごくいいなあと思います。
こんなデザイン画がたくさん帯の製作元にあるんでしょうね。

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今日の朝ご飯
里芋とタマネギとあぶらあげのみそ汁
焼きカボチャと焼きさつまいも

着物って美しいなあ [Kimono]

先日注文していた帯が届きました。
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中古なので2本で15000円ぐらい。
白い方はとても上品な柄。
カラフルな方は、着物に合わせやすそう。
少し年期がはいっているけど、シミも少なくとても綺麗。
どんなかたがつけておられたのかな。

婦人画報をみていたら、着物ってなんて美しいだろうと思って、なんかいいのないかなとさがしていたもの。
新品は高すぎて買えないので、もっぱら中古をさがしています。

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結婚するときに買ってもらったもの。
よくよく見ると、帯も着物もどちらも四季の花の模様でした。
季節を問わずに夏以外きれますね。

よくよくみるとほんとに綺麗。
一枚一枚手描きで、染色したりして、高いのもわかります。
帯なんてどうやってこんなに細かい刺繍しているんだろうと思います。
一度西陣とかに見学に行ってみたーい。
着物って芸術品だなーとしみじみ思います。

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前GLOWにのっていた着こなし
帯締めでしめる着こなしで、こういうのかなりすきです。

振り袖の着こなしは、振り袖も帯も華やかにして、帯揚げをよく見えるようにつけるんですね。
訪問着などだと、帯揚げは少ししかみえないくらいに、帯の上にすこしみえるくらいにつけるようです。
着物と帯と、帯締めのコーデがとてもおもしろそうです。